メイです。
現在はポルトガルのリスボンにいます。
天気はよく暖かいのですが、風が強くて体感はすごく寒いです。
最近「ブロア」というポルトガルのおいしいパンを見つけました。
ポルトガルから出たらブロアが食べられなくなるのかと思うと、今から悲しいです。
宿への疑問と、海の街の人たち
2017/3/29 プリー
リキシャでサンタナロッジへ
朝起きたら6時半だった。
もうすぐ着くな、と思いながらもまた寝て、もう一度起きたら周りに誰もいなくなっていた。
慌てて準備をして、車両で一番遅く降りた。
ベンチに座ってコンタクトを付けていると、荷物運びの男性が一度通り過ぎたのに戻ってきて凝視してきた。
そりゃ驚くよね、目から鱗みたいなのを出し入れしてるんだもん。
プリーの駅は、もっと小さいと思っていたけれどけっこう大きかった。
そしてこんな朝でも人も多い。
駅を出ると、すぐにリキシャワラに声を掛けられる。
今から行く日本人宿「サンタナロッジ」のHPを確認し、40~50ルピーが相場だと書いてあったので40ルピーで交渉するも、どう粘っても50ルピーにしかならない。
他の人にも聞いてみようと思い、リキシャワラたちが固まっていたところに「誰か40ルピーで行ってくれる人~」と聞いてみたけれど、みんなポカンとして50ルピーがローカルプライスだと言うので、最初からずっと付いてきたリキシャワラに頼むことにした。
まぁ2人だし、バックパック2つだし、妥当だろう。
「ノープロブレム!」「ゲンキ!」を連呼するリキシャワラのリキシャに揺られ、15分ほどでサンタナに到着。
愛想のいいインド人スタッフと日本人スタッフが迎えてくれた。
チェックインの前に、チャイを振る舞ってくれて嬉しかった。
ただ、ここで飼っている犬(モッティー)がものすごく吠えてきて怖い……。
妊婦らしいので気が立っているのだろう。
噛まないとわかっているけれど、なんたって怖い。
初日は朝食が付いていて、チェックアウトの日の朝食がオプションらしい。
部屋の掃除が終わるまで、空いている部屋で待機させてくれた。
朝食は、食堂のような場所で、みんなが同じ時間に集まって食べた。
メニューは手作りレーズンパン、じゃがいも、ゆで卵。
ほとんど全員が頼んでいた自家製ヨーグルト(15ルピー)を私たちも真似して頼んでみたら、冷えていて本当に美味しかった。
明日も食べたい。
疑問
昼前になると、インド人スタッフが部屋をノックして、日本語で「昼ご飯は何にしますか?」と聞いてきてくれる。
「今日はいいです」と答えた。
プリーのサンタナロッジは40年以上の歴史があり、旅人の中では超有名な日本人宿だ。
ここを訪れた人たちはみな、あそこは天国だ、と言う。
私たちはここを知人に勧められたのと、友人に会うために来た。
サンタナはコルカタ、デリー、バラナシというインドの人気の都市にも店舗を増やし、インド旅行でサンタナめぐりをする日本人旅行者も少なくない。
私たちはこの宿で、ツインルームに600ルピー(約1020円)で泊まっている。
朝夕の食事付きに加え、1日2回、部屋までチャイを配りにきてくれる。
この値段で、これはかなり安い。
やはりこの値段ではほとんど利益が出ないらしく、オプションの昼食代や物販などで利益を得ているらしい。
昼食のメニューがまた豊富で、毎日ここで頼んでも飽きないようになっている。
おそらくここに泊まる人の多くは、昼食もここで食べている。
日本人以外の宿泊客はあまりオプション代を払わないから、他国の宿泊客は歓迎されないとも聞いた。
3食のうちの1食くらいは外で現地の料理を食べたい、とか宿の物販は割高だから買わない、と思っている私たちも歓迎される客ではないんだろうけど、そういう客が来ることも想定してのこのビジネスだと思うから、選択はこっちの自由だ。
それにしても、この宿のサービスの良さはなんだろう。
8時にチャイ、9時に朝食、16時にチャイ、19時に夕食。
そこまでのサービスはいらないと思うのだけど、どうしてこういうシステムになったのだろう。
私たちはケチだしチャイが好きだから、2回のチャイを逃したくなく、昼間に出かけても16時までに部屋に戻っていなきゃいけないという制限ができてしまった。
昔は日本人宿ではなく、ボランティア宿だったということも聞いたので、それなら寮みたいになるのはわかるけれど、ホームページには、フォクナさんというインド人が、外国人旅行者にインドをもっとよく知ってもらうために作ったのだと書いてあった。
これで、いいのだろうか。
初日からずっと、サンタナ対しても、宿泊客に対しても疑問だった。
街の散策
街の散策に出かけた。
道を間違えて、ただの民家の通りに出た。
野犬がものすごく吠えてくる。
怖い、超怖い。
「ハロー」「ハワユー」と子供たちが声をかけてくれる。
たまに「チョコレート」とか「10ルピー」と言ってくる人もいるけれど、それほど本気ではないように見える。
大人も子供も、「フォトフォト!」と言って、ポーズを決めてくれる。
裕福ではないがそこまで貧しそうではないように見える住民たち。
明るい笑顔がたくさんあって、いい雰囲気だ。
▼嫌がる子供をおさえて撮ってもらおうとする母親
▼地獄を見たみたいな顔をする子供
▼すぐそこが海で、漁師たちが仕事をしていた
▼海の真ん前にある家
毎日ここを通っても声をかけてきてくれるのかな?と思ったけれど、来る途中にいる犬が怖いので、もう来たくない。
帰りも犬に吠えられながら、来た道を戻って最初に来ようと思っていたメインロード?へ。
シュンがスイカを買った。(10ルピー)
塩をかけてくれたので日本と一緒だと思ったけれど、コショウもかかっていた。
ぬるい上にコショウ付きのスイカは、かなり辛かったらしい。
雰囲気のいい食堂を見つけたので、遅めの昼ご飯を食べることにした。
ベジカリーとチャパティ、エッグカリーとパラタ、水で80ルピー(約137円)
ここでも写真を撮ってほしいと言われ、撮ってあげようとしたら、一緒に写ってほしいとのことだった。
有名な日本人宿の近くで、日本人がたくさん来るはずなのに?
まさか本当にみんなサンタナから出ないの?
でもたまに日本語で話しかけてくれる人もいるので、きっと誰かが教えたんだろう。
それにしても、一緒に撮ろうと言ってきたのに、その表情は何よ~
私たちがわがまま言って撮ってもらったみたいじゃん~
宿に帰って、またモッティーに吠えられる。
転校生
19時の夜ごはん。
ご飯の時間は、ここに泊まっている人が食堂に集まる。
前から泊まっている人はすでに顔見知りなので、今日来たばっかりの私たちは転校生のような気分だ。
緊張するけれど、平然を装って食べた。
今日のメニューはカレーと書いてあったので、日本のカレーかと思いきや、ちゃんとインドのカレーで安心した。
エッグカレーで、昼に食べたのとほぼ同じだった。笑
なんとおかわり自由。
美味しいしお腹いっぱいで満足。
それとチョーメン。
量が多いのは嬉しかったけれど、味は何とも言えなかった。
ビーフンのような麺にケチャップ。
隣に座った人は、インドのチャイの研究をしているらしい。
ここら辺でおいしいチャイ屋をいくつか教えてもらった。
もっと話したかったけれど、明日ダージリンに行ってしまうらしい。
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