2014.2.6~3.6 ポルトガル、モロッコ、イスタンブールを旅行したときのフェズの記事です。
フェズの旧市街を丘の上から。フェズの次はメルズーガ。
2/17 フェズ
「行雲流水」
空行く雲のように、流れる水のように。
流れに身を任せるという意味で、好きな言葉だ。
次は砂漠に行くことにする。
昨日から何度かナオキくんに誘われていて、予算も一泊350DH(約4000円)と、手が出る額だったこともこの決断を後押しした。
モロッコには砂漠があるというのは知っていたけど、「砂漠ツアーは何万円もするもの」と思っていたので、はじめから予定に入れてはいなかった。
でもモロッコに来て、知り合いから砂漠は思ってるほど高くないしすごく良かったと聞いて、やっぱり砂漠行きたいなと思った。
そしてナオキくんは一緒に砂漠に行く人を探していたようで、フェズで会った僕を誘ってみたということだった。
ナオキくんは色々と調べていて、宿の予約もしてくれるらしい。
今回はせっかくルートを決めずに旅に出てきたのだから、出会いの流れに身を任せてみよう。
偶然もまた、旅の楽しみのひとつだと思う。
出発は今夜で、夜行バスでメルズーガというサハラ砂漠観光の拠点となる村に行く。
フェズは楽しくて気に入ったので、もっと長くいるつもりだったけど、砂漠との縁を優先することにした。
フェズにはまた今度来ると思う、次はシャウエンにも行きたいし。
バスは夜の9時発だったので、今日もまた3人でメディナに繰り出した。
今日はメディナ内の食堂で、ハリラというスープを食べた 。
ハリラはイスラムの断食期間(ラマダーン)のときによく食べられているものらしい。
ラマダーン期間中は日中に食事をすることができないが、その代わりに日没後は夜中までごちそうを食べることができる。
そのラマダーン期間中、日没後に最初に食べるのがハリラで、お腹のあたたまる優しいスープだ。
ハリラは家庭によって様々なものがあるが、基本的にはトマトベースのスープらしい。
僕が食べたハリラはショートパスタも入っていて、ミネストローネに似ていて美味しかった 。
午後は、ショウタさんの提案でメディナの外にある丘に行った。
▼ユダヤ人墓地
▼羊
僕たち以外にはほとんど人はいなかった。
今にも雨が降りそうな曇り空が逆に幻想的な雰囲気を醸し出していて、メディナを外から眺めるのは、中にいるのとはまた違った良さがある。
こんなにぎっしりしたところだったのかーと。
雰囲気のある場所だし、喧騒を離れて街を一望できるので、時間がある人は行ったらいいと思う。
宿に戻ってホテルアガディールの家族に別れの挨拶をした。ホームステイみたいにみえるけど普通のホテル。
お父さんは親切な人だし、部屋は清潔だしおすすめできる宿。
最後にショウタさんと握手をして、バス停に向かった。
今日はバス泊になる。起きたら砂漠?楽しみな砂漠・・・
Comments