【2017 イラン①ハジャイ~クアラルンプール~テヘラン】ヒッチハイクでバスに乗る

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シュンです。

現在地はエクアドルのクエンカです。

エクアドルはイメージ通りバナナが本当に安くておいしいです。
最近はパンを作ったりカカオマス(もちろんエクアドル産カカオ)からチョコレートを作ったりして、毎日楽しく過ごしています。

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    ハジャイから国境へ

    2017/8/1 ハジャイ~クアラルンプール

    列車は朝10時前にハジャイの駅に到着した。

    駅のトイレでコンタクトをつけて、いざヒッチハイク。
    今日はここから国境を越えて、マレーシアのクアラルンプール(KL)を目指す。

    ちなみに駅前に何軒かあった旅行会社で聞くと、KL行きの直通バスは600バーツとか800バーツとか。

    まずは国境まで行こう。
    駅前はタクシーとバス、トゥクトゥクの呼び込みがすごいので、少し離れたところまで移動してスタート。

    場所を変えながら30分か1時間くらい続けたが、うまくいかない。

    親切なトゥクトゥクのおっちゃんが「あっちのメインロードへ行くと良い」と言ってくれてそっちに行ったら、今度はまた別のトゥクトゥクのおっちゃんが停まってくれて「バスターミナルからバスで行けば50バーツで国境まで行けるよ」と教えてくれた。

    そのおっちゃんは別のところに行った後また戻ってきて、「もしバスターミナルに行くなら二人で60バーツで乗せてやるよ」と言われたけど、もうちょっと頑張るからと断った。

    しばらく続けていると、歩いていたお姉さんが話しかけてきて、バスで国境に行くといいと言ってトゥクトゥクを停めてくれた。

    もうちょっと続けようかと思っていたけれど、わざわざ停めてくれちゃったしな。
    それに国境を越えてからのほうがヒッチハイクしやすそうだし、ここは諦めよう。

    60バーツでバスターミナルまで乗せてもらい、バスターミナルからはミニバンで国境まで一人57バーツ。荷物が大きいので3人分支払う。

    そういえば、ハジャイから電車でも行けるかどうかチェックしておくんだった。忘れてたな。

    国境近くに着き、まず昼食を食べる。
    中国系の食堂でカオマンガイとカオカームー。
    このあたりは中国系の店が多い。マレーシアが近いからか?

    徒歩で国境越え。
    ここの国境に来たのは初めてだ、と思ったけれど考えてみたら前にも来たことがあった。
    バスと徒歩では見える景色が違うってことだ。新鮮。

    クアラルンプールを目指して

    マレーシアのイミグレを出ると、幹線道路が続いている。
    よし、ヒッチハイクの続きやるか。

    しばらく立っていると、国境検問の警察の兄ちゃんが、近くの街(Changlun)まで行ったほうが良いと教えてくれた。
    そして通りかかった大型バスの検問がてら、「こいつらをChanglunまで乗せてやってくれないか?」と聞いてくれた。

    すると、なんとOK。
    KKKLという会社のバスに、Changlunまで乗せてもらえることになった。

    ドライバーと助手の人にお礼を言って、バス入口のステップに腰掛ける。

    「君たちはどこに行くの?」
    「クアラルンプールです」
    「このバス、クアラルンプールまで行くよ」
    「!!やっぱり?」

    KKKLって見えたときに、これ絶対KL行きだよなーと思った。
    今日はヒッチハイクの予定だったけど偶然バスに乗ったし、普通にお金払ってこれで行ってもいいな。

    「席も空いてるよ」
    「まじで?いくらですか?」
    「フリーでいいよ笑」

    え!

    ちょうど近くのパーキングで昼食休憩があり、そこでバックパックを荷台に入れさせてもらった。

    無料でバスに乗せてもらえるなんて思っていなくて、なんとか感謝を伝えたくて、ポストカードに筆ペンで「ありがとう 感謝します」と日本語で書いて渡した。
    ひらがなと漢字が含まれていると日本ぽいかなと考えてそう書いたけど、今思えば、なんだそれ。

    休憩後、空いている席に座った。
    空席は1席だったので、一人は一番後ろの段差に座った。

    近くの席の人が詰めながら「ここに座りなよ」と言ってくれたけど、無料で申し訳ないのでそのまま段差に座ることにした。

    このバスは3列シートのVIP仕様で、冷房、wifiまでついている。
    なんてラッキーなんだ。

    22時過ぎに、KLのバスターミナルに到着した。
    いやー、結局今日はヒッチハイクだったのかよく分からないけど、無事に着いてよかった。
    KKKLのドライバー、助手の人には感謝しかない。

    バスターミナルから空港に向かうため、チケットカウンターへ。
    リンギット(マレーシアの通貨)を持っていないのでクレジットカードで払おうとしたら使えなかった。
    窓口は30個くらいあるのに。

    ターミナル内の両替所は既に閉まっている。
    近くにいた外国人旅行者何人かに声をかけて両替してくれないか聞いたが、みんなちょうど両替したところでリンギットはもうないと言われた。

    諦めてATMでリンギットを引き出し再びカウンターに行くと、今日の最終バスは終わったと言われた。
    次は3時だと。

    一応ターミナルの隣にあるKLtransit駅に電車の料金を見に行ったら、35リンギットでバスのほうが安かったので(バスは11リンギット)3時まで時間を潰すことにした。

    KL空港で休憩、イランへ出発

    2017/8/2 クアラルンプール~テヘラン

    2時半頃にチケットを買い、3時のバスに乗り、3:45に空港(KLIA2)に到着した。
    適当に寝床を探して寝る。

    9時頃に起きて、両替所で残ったリンギットとタイバーツを全部ドルに換えた。

    テヘラン行きのフライトは19時なので、プライオリティ・パスを使ってラウンジへ行く。

    思ったより食べ物メニューが少なかったのが残念だけど、とりあえずたくさん食べて、たくさんビール飲んで、シャワーを浴びてまた食べて、満喫した。

    イランでお世話になる予定のアリアに連絡する。

    今日の23時にテヘランに着くので、空港で寝て明日バンダルアッバース(アリアの住んでいる街)に行くと言うと、わざわざテヘランに住んでいる友だちを紹介してくれた。

    「テヘランに着いたらその友だちの家に泊まれるから、夜中でも今日はそこに行けよ」と。
    泊めてくれる友だちを探してくれたアリアも親切だし、その友だちもめちゃくちゃ親切だ。

    イランに行った旅人は、みんな口を揃えて「イラン人は本当に良い人たち!」と言う。

    そんなイランはどんな国なのだろう。
    今まで行った国とは全然違うってことは想像つくけれど。

    イランと言われてイメージするのは、石油、対アメリカ、イスラム教シーア派、スーフィー、ペルセポリス、アケメネス朝、ダレイオス3世、ササン朝、サファヴィー朝、「イスファハーンは世界の半分」、とかそんな感じ。

    やっぱり気になるのはシーア派。
    イスラム教の国には行ったことがあるけれど、今まで行った国(モロッコ、トルコ、マレーシア、バングラデシュ、パキスタン、中国新疆ウイグル自治区)は全部スンニ派だった。

    イスラム世界の中で多数派はスンニ派。
    イスラム教全体の8割をスンニ派が占めていて、シーア派は残りの2割くらい。
    そんな中でイランはシーア派を国教としている。というか少数派であるシーア派の大半はイラン(とイラク)の人たち。
    それだけでもイランは異質な存在だ。

    File:Madhhab Map3.png – Wikimedia Commonsより

    シーア派とスンニ派では教義も違う。
    一番分かりやすいのは、一日の礼拝(お祈り)の数で、シーア派は3回、スンニ派は5回。
    もちろん他にもたくさん違いはある。

    ペルセポリスとかイスファハーンも含めて、これから実際にイランに行って色々感じられるのはすごく楽しみだ。

    ラウンジを出て、フライトのチェックインをして、今度はエアサイドのラウンジに来た。
    ここで早めの夕飯を食べよう、と思っていたら、さっきのラウンジとメニューが同じだった。

    出発時間の1時間前くらいにゲートに行こうとすると、なぜかここで荷物検査がある。
    どうりでさっきの出国検査がザルだったわけだ…

    それにしてもかなりの行列で、普通に並んでいたら間に合わなさそうだ。
    職員に相談すると、優先してくれてすこし早くなった。
    同じように「ここで荷物検査かよ」って人が何人かいて、みんな走っている。

    ダッシュでゲートまで行き、なんとか間に合った。
    飛行機内では映画を1本だけ見て、あとは爆睡。

    テヘランに着いたのは23時半で、入国したりバックパックを回収したりでなんだかんだ24時を過ぎた。

    両替をしてSimカードを買って、今日泊めてくれるというマッシという女性に連絡して、タクシーで市内のマッシの家へ向かう。

    ドライバーのおっちゃんはすごく良い人だったけれど、衝撃的な運転の荒らさだった。
    車線とか関係ないし、ウィンカーも出さないし、スピードは120キロくらい。
    今まで乗った車の中でも指折りの恐ろしさ。

    マッシの家は高級住宅地にあるマンションの一室だった。
    こんな時間なのに笑顔で迎えてくれた。

    部屋はとてもきれいで、テーブルにはフルーツやナッツやチョコが並んでいる。
    「お腹空いてる?ピザでも食べる?」と聞いてくれたけれど、遅くまで待ってくれていたのが申し訳なくて、とりあえず寝ることにした。

    泊めてもらえるなんて本当にありがたい。

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