メイです。
あけましておめでとうございます!!
年越しはブラジルのサンパウロでした。
住宅街にあるairbnbに泊まっているので、しっぽりした年越しでしたが、
花火はそこかしこで上がっていておもしろかったです
ホルムズ島観光
2017/8/9 バンダル・アッバース
今日はホルムズ島へ行く。
ホルムズ島は、バンダルアッバースの南に浮かぶ島だ。
とても近いので、フェリーで往復して日帰りで観光ができる。
アリアに港まで車で送ってもらって、チケット売り場へ。
数十メートル歩いただけで暑すぎて、観光はちょっとにしてすぐ帰ろうと決めた。
そう、8月のバンダルアッバースはとんでもなく暑い。
気温は38℃くらいだけれど、湿度が非常に高く、サウナのような暑さだ。(アリアは50℃だと言い張っていた)
そのため、昼に外を歩いている人はあまり見ない。
少しの距離でもみんな車移動だ。
チケットは、1人70000リアル。
フェリーは数時間に1回しかないらしいので、クーラーガンガンの室内で40分ほど待った。
フェリーの座席は室内と2階にあり、いつもなら眺めがよくて風が気持ちいい2階を選ぶけれど、今回は迷わず室内を選んだ。
フェリーに乗り込むとすぐに2人とも寝てしまった。
40~50分くらいかな?
ホルムズ島に到着。
事前に連絡していた、アリアの知り合いのアフマッドのトゥクトゥクをチャーターして案内してもらうことにした。
時間が経つごとに料金が加算されていく(アリアが言うには30分5ドル)ので、長時間連れまわされないようにしなければ……。
▼アフマッドとトゥクトゥク
とりあえず、お腹が空いた。
アリアが「この島では島の住人の家に行ってご飯を食べさせてもらうんだ!」と言っていたので、「家に行ってランチが食べたい」と図々しくリクエストした。
「魚がいい?エビがいい?」と聞かれたので、即答で「エビ!」と答える。大好物だ。
アフマッドが誰かに電話しはじめたので、エビの昼ごはんを作る家庭を探してあてがってくれるのかな?と思ったら、彼の家へ案内された。
あ、そういうことか、会ったばかりでいきなりなんか申し訳ないな。
▼石造りの家々
そしてしばらくすると奥さんが、山盛りのビリヤニみたいなのとペプシを出してくれた。
▼イランでは床にビニール製のテーブルクロスのようなものを敷いて食べる
あれ?エビどこ???
探すと、ご飯の中に小さいエビがコロコロ入っていた。
わーー完全に車海老みたいの想像してた笑
せっかく用意してくれたのに、ちょっとガックシきちゃったのが更に申し訳ない。
だってアリアの言い方だと、「魚でもエビでもなんでもたくさん食べれるんだ!」みたいな感じで言ってたからさ。ちょっと期待しすぎてしまった。
これってチャーター代に含まれたりしてるのかな?そんなわけないよな、いくらだろう。
いつも店で食べるときは、必ず値段を確認してから食べるからちょっと怖い。
食べ終わって観光開始!
まずは、行こうと思っていたポルトガル城塞に連れて行ってもらった。
▼赤い!
ホルムズ島の歴史。
1498年にヴァスコ・ダ・ガマがインド洋航路を開拓する
→1515年にポルトガルに占領される
→1662年に奪回
城塞が昔どんな姿だったのかは知らないけれど、いまはただの瓦礫の山みたいだ。
今はひとっこひとりいないが、冬はイベントがあって人で賑わうらしい。
城塞の上からの眺めはすばらしかった。
アフマッドによると、ここから見える工場からホルムズ島で採れる砂(たぶん鉱物のこと)をドイツやイタリアに輸出し、その砂は口紅などに使われていたらしい。
▼暑いのに長そで長ズボンスカーフがキツイ
ここから先は、アフマッドに適当に街を案内してもらうことにした。
最初は暑すぎてポルトガル城塞だけで終わりにしようと思っていたのだけど、思いの外あっさり終わってしまったので、ちょっと流れに身を任せることにした。
チャーター代がかさまないように必死に時間を計算しながら。笑
ミニウユニ塩湖っぽやつ発見!
わーい!と思って走り寄っていくと、足がズボッとはまり、大変なことになってしまった。
こんなに真っ白できれいなところに近付こうとして、こんなに真っ黒でねちょねちょしたドロにまみれるなんて想像できます?
海で洗うけど、なかなか落ちないし、ヌメヌメする……
次は、塩の洞窟。
次はカラフルなレインボーマウンテン。
ちょっとわかりづらいけど、よく見ると本当にいろんな色がある。
▼レインボーマウンテンと、目も開けられないほどの日差しと、止まらない汗によるテカリと。
▼振り返ればヒトの形の岩
▼塩山
海と空の境目がもやもやしていて、地平線どこだ。
そして赤すぎる土と、水色すぎる海。
▼この2色が本当にきれい
ホルムズ島、思っていたよりも楽しめた。
見どころがたくさんあるし、カラフルな自然の色がたくさんで感動するし、これが冬だったらすっごく気持ちいいんじゃないかな~
それと、観光するにはこうやってチャーターしなきゃいけない場所なんだなともわかった。
商店一つ以外なにもなかったもん。
まぁこんな時期に観光にくるやつなんて、めったにいないからだと思うけど。
冬になればお土産屋さんとかも出て、もうちょっと活気がでるらしい。
そして、恐れていた3時間のガイド料は、1時間5ドルと、アリアから聞いていた額の半額だった。
でもランチ代が思ったより高くて、なんと1人500円した。
帰ってからアリアに聞いたところ、エビがすごく高価なものらしい。
チャーター代が気になって早めに切り上げてもらったけれど、次のフェリーは1時間以上あとの最終(18時)しかないらしい。
そしたら、時間まで家でくつろいでていいよと言ってくれたアフマッド。優しい。
子どもたちをかわいがったり、おばあちゃんの服の刺繍を見て、写真撮ったりしながら過ごした。
▼おばあちゃんが履いていた民族衣装
▼見ていたら履かせてくれた
▼こんな小さい子も
▼子供用の民族衣装を履いている。かわいい!
最後の夜
アリアの家に戻り、明日バンダルを出ようと思ってるんだ、と告白した。
そしたら「まだいていいんだぞ!」とか「Bad guy!」とか優しい言葉をかけてくれるアリア。
もちろんもっといたいけれど、この5日間なにもかもアリアに助けてもらったり、おごってもらったりしているから、これ以上お世話になるわけにはいかない。
それに、このあとの予定が決まっているので、急ぐ理由もある。
3人での最後の夕食を食べながら、いつものようにたくさん話した。
テレビを見ながらの会話。
テレビに映るイラン人歌手たちを見て、「この人は鼻、この人は口」とアリアが言う。
整形箇所だ。
わたしは韓国のアイドルに詳しいので、整形目利きは普通の人よりは得意だと思うけど(どんな特技だ)、アリアの言うことは全部合っていたと思う。
この人整形しすぎてないか?と思った男性歌手は、今イランの若い女性たちにめちゃくちゃ人気らしい。
首都テヘランでは1日に数人、鼻に包帯やテープを貼った男女を見た。
イランは実は整形大国で、整形はステータスなのだ。
女性はヒジャブをかぶっているし、体の線は隠さないといけないから、とにかくアピールポイントは顔。顔が命なんだろう。
▼いつも聞かされるアリアの歌を、なぜか私たちも練習させられる
「お前らは悪い友だちだ、なぜか分かるか?明日出ちゃうからだよ。明日から俺はここで一人で寝るんだよ、寂しい。」
そんなことを言ってくれるアリア。
シュンに何度もハグするアリア。
ここ来てからの数日間は毎日充実してて、すごく早く感じた。
アリアがいなかったら来てなかったバンダル。
来てよかったな~
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