【2017 インド㉕ デリー】2日がかりのスマホ探し

スポンサーリンク
スポンサーリンク

これまでの旅のルート
東京→香港→中国→ベトナム→中国②→ラオス→タイ→ラオス②→タイ②→ミャンマー→タイ③→インド→バングラデシュ→インド②→ネパール→インド③→パキスタン→中国③→東京→タイ④→マレーシア→イラン→アルメニア→ジョージア→トルコ→チェコ→ドイツ→オランダ→スイス→ドイツ②→ウクライナ→ポーランド→ハンガリーセルビア→マケドニア→アルバニア→コソボ→モンテネグロ→ボスニア・ヘルツェゴヴィナ→クロアチア→スロベニアイタリア→ポルトガル→モロッコ

メイです。

現在モロッコのトドラ渓谷というところの、日本人オーナーの宿に泊まっています。
今日は娘さんとおままごとをしました。
あと、キッチン付きなので久々の自炊が楽しいです!

2017 世界一周 インド
旅行記旅のコラム宿情報旅の情報

スマホ探し1日目

2017/5/5 デリー

シュンが、昨日も着ていた黒いTシャツを今日もまた着ている。
理由を聞くと、「デリーの街がきれいだから」とのこと。
確かにこの街じゃ、くすんだ白Tシャツは浮く。

今日はシュンの新しいスマホ探しをする。
年末にタイにいたときからずーっと探していたけれど、なかなか踏み切れずここまで来た。
インドなら安いだろうということで再び探しに出かける。

宿のスタッフに聞くと、「コンノートプレイス」というところへ行くといいと教えてくれた。
散歩がてら行ってみることにしよう。

コンノートプレイスへ

さて、昨日までダメダメだったわたしの体調はと言えば、今日はかなりいい感じだ。
薬が効いたかな。
トイレのことを意識せずにちゃんと歩けそう。うれしい。

▼ラッシーも飲めちゃう

▼ゆで卵屋台。旅に出てから大好物だということに気づいたゆで卵

白くて大きな建物に、広い道に、きれいな服を来た人々。
大通りを歩くと、ここはインドじゃないような気がしてくる。

コンノートプレイスに着いたけれど、ここにはスマホはないみたいだった。
なので、メトロに乗ってショッピングモールへ向かった。

駅に入るには、荷物検査と身体検査が必要だった。

駅はとてもきれいで、人も多かった。
2人とも都会育ちだからか、 こういうところは少し安心するというか、いいねいいね~、と思う。

▼気になっていたメトロ娘。

▼インドにこんな風貌の女性はほとんどいないのに、なぜこの子が選ばれたのか。

海外あるある、「券売機は決まった種類の紙幣またはコインのみしか使えないのに、両替できる場所もないので為す術がない。」

ところが、この駅には券売機の近くに両替担当の人が待機していた。
これはありがたい。
すごいぞ、デリー。

電車内もとてもきれいで、女性専用席もあった。
クーラーが効きすぎて少し寒いけれど、大好きなバンコクを思い出して嬉しくなった。

電車に乗っているインド人たちは、音楽を聴いたり、スマホでゲームをやったり、日本の電車内の風景となんら変わりはない。

しばらく観察していると、みんなの体型が「普通」なことに気がついた。

というのも、わたしが今まで見てきたインド人(特に男性)は、顔が小さくて、細くて、小柄でひょろっとしているな思っていて、それがインド人の体格の特徴なのだと思っていた。(なぜか女性はふくよかな人が多いが。)

だけどあの人たちは、自分たちの働きにしては十分に食べられていない人たちだったのだと、今になって気づく。

moments mallへ

ショッピングモール「moments mall」に到着。
おお~、ここも涼しくて清潔で整っている。
ここでも荷物、身体検査は必要。

フードコートでソフトクリームを食べて休憩した。
まわりの若者たちも、軽食やスイーツを食べながら談笑をしている。

その表情を見ると、こちらも今まで見てきたインド人たちと全然違う。

ふわふわ笑うのだ。
余裕のある生活を楽しんでいるのだということが表情からよくわかった。
日本の都会の大学生と変わらない。

今まで見てきたインド人もよく笑ってはいたけれど、その奥のギラギラした「必死さ」みたいなものはここではすっかりなくなっていた。

結局、このモールにもスマホはなかった。
ここまで来てソフトクリームを食べただけだ。

▼ラッシーを混ぜる道具はあった

moreメガモールへ

次はスーパー「more」のメガモールへ。
スーパーに入る前にも荷物検査。
シュンのリュックのチャックには結束バンドがつけられた。

ここで、洗剤やヒマラヤハーバルズの歯磨き粉、クッキーなどを購入。
インドで初めて定価以下の値段で買えた。

スーパーを出ると、物乞いの子供が追いかけてきた。
よくあることだけれど、この子は特にしつこい。

シュンが太ももをガッシリ掴まれた。
ありゃりゃりゃと思いながらも、わたしは女だからやられないと思っていたら、シュンの次に同じことをやられたのでびっくりした。

触られたり掴まれたりすると嫌な気分になるけれど、ひどい扱いもできない。
財布やスマホの位置を確認しながら、ただ諦めてくれるのを待つしかない。

メトロに乗って帰宅。
今日はくたくただ。
昨日までろくに食べられなかったからか体力が落ちている。

夜ごはんは、お腹が治ったら食べようと思っていたマッシュルームの串。
1串70ルピーは高いけれど、ずっと食べたかったからいいんだ。

▼持ち帰り

チキンビリヤニ、ハーフで50ルピー。

強烈なスパイスのビリヤニだった。
思わずコーラを買って流し込むけれど、スパイスでコーラの甘みが消された。
スパイス強い。

スマホ探し2日目

2017/5/6 ニューデリー

朝ごはんを食べているときにプチ事件が起こった。
シュンがお湯を沸かそうとしてコイルヒーターをいじると、ステンレスコップと接触してバチっ!!

けっこう大きな火花が散った。
この衝撃でコイルヒーターは死亡。
シュンはショックで打ちひしがれている。

ということで、〈今日やることリスト〉に1つ項目が追加された。
・スマホ買う
・マックでマハラジャマック食べる
・cafe coffee day行く
・肉食べる
・コイルヒーター買う←new!

まず、バスでCentral Secretariat駅へ行き、そこからメトロバイオレットでnehru place駅へ。

改めて、インドは地方と都市の格差が大きいと感じる。
設備だけでなく、人々も大きく違う。
都会のインド人の肌はわりと白いので、わたしには欧米人と白いインド人の区別がつかない。

駅を出たら、モールの裏にお目当ての電気街を発見。

スマホ探しを始める前に、〈今日やることリスト〉の1つを達成しに、マックへ行く。

ちなみに私たち2人は、Wi-Fi目的以外でマックに食べに行くことはほぼない。
ただ、今回は例外で、ご当地マックが食べてみたかった。
だって「マハラジャ」って、響きがなんかいいじゃない。

店内では、男性客の他に若い女性やおばさんがひとりで食べていたりする。
チキンマハラジャバーガー(150ルピー)とアローティッカバーガー(29ルピー)を注文。

チキンマハラジャバーガーは、インドっぽさは全くなかった。
それよりも、久しぶりにチキンが食べられて嬉しかったのと、日本でもたぶん1回くらいしか食べたことがない2段重ねのバーガーに心が浮き立った。

チキンは、炭火っぽい味がかなりつくねに近かったので、日本で売られていても何の疑問もない普通においしいバーガーだった。

アローティッカバーガーは、コロッケサンドみたいな感じ。
衣をつけてグリンピースなどと混ぜたマッシュポテトを揚げたものに、生玉ねぎとトマト。
普通においしかったし、何より安い。

ボリュームはないが、これで29ルピー(約50円)は嬉しい。

具合が悪くて食べられなかった日が続いていたから、食べる幸せを噛みしめた。
食べることは幸せに直結する。

シャオミがない?ので歴史講義

さぁ、スマホ探し開始だ。

さっそく本命のシャオミ(Xiaomi/小米:中国の総合家電メーカー)を探す。
適当な店に入ってシャオミはあるかと聞いてみると、
「シャオミはネット販売だけだよ。」

ええぇ~…………

た、たしかに、たまに街で見かける携帯ショップにシャオミほぼほぼ置いていない。
だからAmazonでチェックしてもすぐに売り切れるのか……。

ちょ、一回休憩。
立て直そ。

〈今日やることリスト〉のひとつ、cafe coffee dayで休憩。
表にデカデカと書いてある、「サモサと紅茶orコーヒーのセットで69ルピー」というメニューが気になって来たのに、それはないと言われてしまった。

仕方なくアイスコーヒーを頼んだら、出てくるのに20分かかった。
コーヒーがものすごく薄くて砂糖水みたいだったけれど、生クリームが食べたくてこれを頼んだのでまぁいいか。

他の機種について調べるつもりが、なぜか途中からアメリカとイギリスの悪口になり、ヨーロッパの成り立ちからフランス・イギリスの覇権争い、アメリカ独立、列強の帝国主義など、シュンの歴史講義が始まった。
というかわたしがいろいろ質問したんだけどね。

学生時代、わたしのテストの点数は悪くはなかった。
でもその勉強方法は、赤シートで隠れる文字を必死に記憶していただけという頭空っぽ人間だったので、歴史の流れなど全くわからないままこの歳になってしまった。

全体を流れで教えてくれると、歴史はこんなにおもしろい。
3000円くらい取れる内容だったのではないでしょうか。

とにかく、長居しすぎた。

スマホ探し再開。
さっき通っていないお店で次点候補のOPPOを見に行くと、シャオミーのロゴ「mi」が見えた。
お?

聞いてみると、あるって!

あとは値段を確認しに、とにかくいろんな店に聞いてまわる。
オンラインのみの販売と言いつつ、あるかと聞くとほとんどの店に置いてあった。
店長的なポジションの人がシク教の人が多いのは気になった。

目当ての機種のredmi4Aの値段を聞いては、ひたすら値段交渉。
粘って7500ルピー(約12700円)から6900ルピー(約11700円)まで下がったので支払おうとすると、クレジットカードが使えない。

クレジットカードを読む機械はある。
けれど、「インターナショナルカードか?」と聞かれてVISAを出すと、「VISAは使えない」と。
Masterもだめ。
じゃあ何がインターナショナルカードだよ。

他の店も同じく。

クレジットが使えないとなると、ATMでお金を下ろすしかない。
検索して、手数料無料のSBI(ステートバンクオブインディア)を歩きまわって発見。

お店に戻って現金で支払い、やっとこさredmi 4Aをゲット。
結局支払い手数料もかからなかったから、一番オトクに買うことができた。

買ったスマホをすぐに箱から開けてもらいたかったので頼むと、シク教徒の店長は向かい側にいる若者に、今買ったケータイをポイっと投げて渡した。

「な、投げたあああ~~~~~(T_T)」と思わず言ったら笑われた。
勘弁してくれよ、やっとか買えた代物なんだ。

若者は箱を開けてシュンのスマホの設定をすると同時に、もう1人の客のスマホに貼った保護シートをカッターでぴったりサイズに切る仕事をしている。

一動作ごとにカッターの刃を舌でペロっと舐めながら、手際よく切っていく。
おいおい、舐めてやるなよ、スマホにヨダレが付くだろ……そもそも画面を傷つけてないか?と思いつつも、自信たっぷりの仕事っぷりが見ていて気持ち良い。

出来上がったものは、カッターの切り跡がギザギザと残る感じ。
そのギザギザから空気が入るぞー。
よくこれで自信満々にやったな。

インド人って、「仕事ぶりが見ていて気持ち良い人たち」で集約できる気がしてきた。
こんな人を今まで何度も見てきた。

とにかく、今日は良い買い物ができた。
4時間は歩き回ったので、ものすごい達成感だ。

途中でコイルヒーターも買えたし、〈今日やることリスト〉パーフェクト。

ご褒美にパーっとマンゴージュースを飲んだけれど、バラナシのマンゴージュースには到底及ばなかった。
あれは最高においしかったなぁ。

コーラとゴッドハンド

夜ごはんは、チキンビリヤニを持ち帰り。
ビリヤニってどうしてこんなにコーラと合うのだろう。

夜、シュンが連日寝付きが悪いと言うので、肩から手にかけてマッサージをしてあげた。
リンパの流れや血液を温めることを意識して。(それっぽいけど、思いつきの自己流マッサージ。)

そしたらマッサージ中に寝たぞ。
しめしめ……ゴッドハンドメイと呼べ……

扇風機も、弱めると「暑い!」と言って制するシュンだけれど、寝たすきを見て絶妙な風量と向きに変えた。
顔にずっと風が当たっているのも寝付きの悪さの原因だと思う。

まったく世話が焼けるぜ。
これが妻のやさしさだよ。

Comments

タイトルとURLをコピーしました