メイです。
世界旅行記、2017年10月のドイツ~オランダ編です。
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ケルンからICEでアムステルダムへ
2017/10/2 ドイツ ケルン~オランダ アムステルダム
Facebookに、「4年前の今日」という写真が出てきた。
そっか、4年前の今日はミュンヘンにいたのか。
▼4年前の今日の写真
当時のミュンヘンは写真で分かるとおり、青空で日差しが強く、暑かった。
なのに、ケルンはこんなに寒いし、毎日しくしく雨が降ったり止んだり。。。
そろそろパリッと晴れてくれ~
朝は、昨日買ったプレッツェルを食べてチェックアウト。
ケルン中央駅に行って、オランダ アムステルダム行きのICE(高速列車)チケットを購入。
3人で205ユーロ……おそろしく高い。
と思ったけれど、日本の新幹線と変わらないか。
シュンママがお土産屋さんでお土産を買ったあと、20分くらい時間があったので、ケルン初日から気になっていたGaffel (ガッフェル)のブラウハウスへ。
ギリギリ1杯だけ飲めた。
これでケルシュビールの有名どころはだいたい制覇できたんじゃない?
駅でカリーブルストと焼き&茹でソーセージを買って、ICEに乗り込んだ。
シュン弟のケントとはここでお別れ。最後はドタバタで写真も撮れなかった。
ケント、引き続きドイツでサッカー頑張れ。
2等車両は予想外の人の多さで、席がほとんど空いていない。
バッグはデカいし、両手にソーセージ。
連結部分に立って3時間はなかなかキツいので、必死に探してなんとか席を確保した。
電車の中でアムステルダムの地図を確認して驚いた。
街に運河が張り巡らされてる!
アムステルダムがこんな街だなんて、全然知らなかったな。
わたしのオランダの知識といえば、風車と、サッカーの代表ユニフォームが蛍光オレンジだってことくらいだったから。
電車は少し遅れてアムステルダムに到着した。
不思議な夜の街
予約したホテルの最寄駅は、中央駅から2駅目のザーンダムという駅なので、乗り換えてそこまで向かう。
ここの駅前の建物が、おもちゃみたいでかわいかった。
▼前を歩いている人、背が高い!
駅から歩いてすぐのEasy Hotelにチェックイン。
ちょっと休憩して、アムステルダム中央駅に行って街歩きをすることにした。
駅の券売機で切符を買おうとしたけれど、どの電車に乗ればいいのかが非常にわかりにくくて、旅行者には不親切だと思った。
電車の1回券が、3.8ユーロ。
たった2駅なのに高すぎる。(とはいっても距離的にはけっこうあったけれど。)
しかも、券売機はコインしか使えない。
3人で11.4ユーロって、そんなにコインばっかり持ってないわ。
クレジットカードも使えるけれど、0.5ユーロかかるって。
なんでやねん。
しかたなく窓口に行って購入した。
アムステルダム中央駅に到着。
東京駅に来た気分。
自転車に乗る人が多く、そのスピードもめちゃくちゃ速い。
自転車の性能の差か、太ももの筋肉の差か。
注意しないとたまに轢かれそうになる。
立ち並ぶ建物が全部チョコレートみたいな色で、すっごくかわいい。
他のヨーロッパとはまた違った街並みだ。
風が冷たい。
歩いていると、チーズの専門店がいくつもあった。
何軒もあるのに、見つけるたびに吸い寄せられて、いっぱい試食させてもらった。
チーズって、本当においしいよね……
大繁盛のフリット(フレンチフライ)屋を発見。
フリットはオランダ名物らしいけれど、どこにでもあるものを名物と言っていいのか。笑
でもここはきっとおいしくて有名なんだろう。
しばらく散策したあと、夕飯探し。
ママが持っていたガイドブックに「カジュアルなオランダ料理」と書いてあった店に入ってみたら、他の客が食べていたのはハンバーガーとかサンドウィッチばかりだった。
オランダ料理とは一体。
ちょっとサイゼリアっぽい店内だったけれど、店員のお兄さんはかなり感じが良くて、どれがオランダのビールかを聞いたら丁寧に教えてくれた。
とりあえず「グロールシュ」というオランダのビールを注文。
食事は、海老のクロケット(コロッケ)、ステーキのブルーチーズグレービーソース、チキンサラダ、フリットを注文。
▼ステーキ。おいしい。
▼クロケットはちょっと冷凍食品ぽかった
▼チキンは照り焼き味?。おいしいけれど、甘すぎるし味が濃いし、学食っぽい味
▼フリットが一番おいしかった。マヨがうまい
トイレから帰ってきたシュンが、「男子トイレの便器が高い!洗面台と同じくらいの高さだった!まじで!」と興奮気味に言っていた。
ほんとかよ~
ほんとだった。
さすがオランダ。平均身長世界一(男性:184cm)。
さて、オランダといえば、「コーヒーショップ」。
コーヒーショップと言っても普通のカフェではなく、マリファナ(大麻)を合法的に販売していて、喫煙できる場所だ。
コーヒーショップはある一帯に固まってるのかと思っていたけれど、普通に街なかに点在している。
別に隠れて出店しているわけではないようだ。
でも学校が近くにないことや、宣伝を行ってはいけないことなど、厳しい制限が設けられているらしい。
コーヒーショップの前を通ると、マリファナ独特の酸味を帯びたようなあの臭いがしてくる。
運河沿いのAMNESIA(アムネシア)というお店を覗いてみた。
外観はシックなカフェのようだが、店内は暗く、紫のライトがちょっと大人の秘密の空間的な。
客は普通にカフェにコーヒーを飲みに来ているような感じで、静かに談笑している。
スペースケーキという、マリファナ入りのケーキも売られていた。
もう一つ目星をつけていたDe Dampkring(デ ダンプクリング)は、外観が魔法の国っぽくてわくわくする。
中は薄暗いが、観光客に人気の店とだけあって、ちょっと覗きに来てみた、という感じの人が多いように見える。
ここの女性スタッフが、映画に出てきそうな髪ボサボサのヤク中みたいな感じでちょっと心配になったけれど、心配なのは見た目だけで別におかしなことはなかった。
カウンターに行くと「何が欲しいの?今日はどんな気分?アガりたい?リラックスしたい?」と聞いてきた。
おおぉ、それっぽすぎる。
思ったよりも1本が大きくて太い。
保管しておく用のケースもくれた。
コーヒーショップの次は、飾り窓(レッドライト)のある通りを歩きに行った。
合法的な売春地区だ。
飾り窓の中にいる女性たちは、赤いライトに照らされ、箱に入った人形みたいで綺麗だった。
女性たちは30代くらいの、けっこう立派な体型の人も多かった。
窓の中でスマホをいじっているお姉さんもいれば、窓をコンコン叩いてアピールしたり手招きしたりするお姉さんもいた。
ふらっと部屋に入っていった男性もいて、なんだかすごいところだなぁ。
ガラス部分はドアになっており、内側は普通の部屋だ。
自分の方に向かってきた男性と目が合うと、女性はすぐに部屋を開けて男性を迎え入れ、カーテンをシャッと閉めた。
彼女たちをジロジロ見るのは悪い気がして、せっかく見に来たのに2,3回ちらっと見るだけですぐに通り過ぎた。
写真なんてもってのほかだった。
ちなみに、2020年からレッドライトへの見学ツアーが禁止になるらしい。
ま、そうなるよね。
大麻や売春が合法なのを、文明が進んでいると言うのか、なんと言うのか。
でもまぁ、進んでいるのかなぁ。
それにしてもすごい街だ。
異様な空気。
怖いのとは違う、現実離れでなんとも言えない浮遊感がある。
夜の街並みはとてもロマンチックだ。中目黒に似ていると思った。
地図で見るよりも、実際に歩いてみると運河ばかりで本当に美しい街。
タクシーでホテルまで戻った。
2駅だからすぐだろうと思いきや、恐ろしいことに5000円くらいした。
これは高くても中心地のホテルを取ったほうが良かったのかなぁ。
明日は朝から観光だから、早めに就寝。
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