【2016 中国⑭ 建水】建水を食べ歩く

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シュンです。
現在はタイのイサーン(東北)地方にあるウボンラーチャターニーというところにいます。
声に出してみたくなった人は言ってみてください。

「ウボンラーチャターニー」

タイには声に出したくなる地名がいくつもあって楽しいです。

世界旅行記、2016年11月の中国編です。
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過橋米線

2016/11/1 中国 建水

朝起きたら風邪は良くなっていた。
と思ったら、今度はメイが具合悪いと。

とりあえず一人で何か食べようと思って外に出て、宿のすぐ近くの店に入った。
清湯米線(米线)6元(約100円)。
これもうまかったけど、昨日、一昨日に引き続き油がすごい。

どうやら、雲南では麺(米線)のスープに油を入れるらしい。
故事もある。

むかし、科挙を受けるために池(湖?詳しくは忘れた。)に浮かぶ島で勉強をしていた男がいた。
その妻が、温かい麺を食べさせてあげるため、スープに油を入れて冷めにくくして、麺も別盛りで運んであげた。(橋を渡って島に行く間に冷めてしまうのを防ぐため。)
そのおかげで男は科挙に合格した。という話。

この話から、過橋米線と呼ばれている。
過橋は橋を渡るという意味。

現在では雲南全域に、このような麺料理があるらしい。
どうりでどれもこれも油っこかったわけだ。

ちなみに雲南に来てから、麺といえば「米線」というものが多い。
同じ米から作る麺でも、地方によって名前が若干変わったり、製法が違ったりするから面白い。

この店はキャベツの漬物が無料だった。
甘酸っぱい味だった。
それにしても、この値段でこのボリュームはやっぱり中国だなーと感心する。

板井豆腐坊

昼にメイの具合が良くなったので、昨日見つけられなかった井戸(大板井)と西門豆腐の工房を探しに行った。

今日はちゃんと井戸を見つけて、豆腐工房も見つけた。
この工房は、結構前に日本のテレビ番組で紹介されたことがあるらしい。

「この井戸の水がおいしいから、おいしい豆腐が有名」と言われているが、どうか分からない。
魚泳いでたし。
でも実際に地元の人たちに使われているようで、大量に水を汲みに来る人が何人かいた。

豆腐作りは見ていて楽しい。
すごく早いし、すごく臭い。
気軽に写真も撮らせてもらえる。

豆腐をガーゼで包み、ギュッと絞って水分を出す。
単純作業だけど、ムダのない動きがかっこいい。

工房の奥の事務所のようなところで、出来たての豆乳と豆腐の食べ放題をやっている(5元)。
タレは普通の醤油のようなものや、辛いものなど何種類かある。
醤油で食べるおぼろ豆腐が一番うまかった。

豆乳には砂糖を入れて飲むこともできる。
そのままだとちょっと苦い。

ここで、同じ雲南省の昆明から来たという中国人観光客のおばちゃんが、雲南のおすすめを色々教えてくれた。
曰く、「大理と麗江はすごく良い。」

おやつ

板井豆腐坊を出て臨安路をしばらく歩いていると、良さそうな店があったので、また麺を食べた。
臨安飯店という店。
これはなんと3元。
トマトが入っていて美味しかった。

今度は豆腐が食べたくなって、烤豆腐をやっている店に行った。
烤豆腐と焼きいも。

隣のおっちゃんが飲んでた白酒をもらう。
42度もあるので、豆腐をアテにちびちび飲んでいると気持ちよくなってくる。

豆腐の味がいいのはもちろん、この豆腐を囲む空気感が何とも言えなくいい。
和やかで落ち着く。
そんなに暑くない建水の気候もいい。

今日の夕飯

朝阳楼(東門)の近くでいい店を見つけた。
肉2品、野菜2品とご飯で8元。
店内はかなり汚く、客はみんな顔が黒く服も汚れている。
労働者のための大衆食堂といった感じで、安くてうまかった。

メイはまだ本調子じゃないようだったので、紙パックに入れてもらって持ち帰り。
宿でビールを飲みながら2人で食べた。

今日は食べてばっかりだった。

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