シュンです。
コロンビアの首都ボゴタに来ました。
都会でおもしろそうな街で、街歩きが楽しみ。
世界旅行記、2017年6月の中国編です。
各国の旅行記、コラム、情報のもくじはこちら(世界一周)から。
明日で終わりかぁ
2017/6/6 中国新疆ウイグル自治区 カシュガル
明日で一時帰国だ。あーここから中央アジアに出て進めたらよかったな。
今日はゆっくり過ごそう。
朝食は昨日買ったパンをクリームにつけて食べて、ノリさんが買ってきたメロンときゅうりとトマトも分けてもらった。
▼街なかで売られているクリーム
▼中国のチャリダー
昼食は近所の店で麺を食べた。
前と違うメニューを頼んだけど、ほとんど同じのが来た。
その隣の店の看板には『バキュームパッキング』と書いてある。
前から気になっていたので入ってみたら、麺バーガーのようなものを出していた。
一つ買ってみると、バーガーにきゅうりや漬物や涼粉が挟まっていた。
辛すぎるしなんか違った…
日本好きの香港人
今日新しく来た香港出身の梁(リャン)くんが、明日一緒に中国最西端の場所に行かないかと誘ってきた。
行ってみたかったけど、あいにく明日は帰る日なので断った。
その流れで話していると、どうやら彼はかなり日本が好きで、興味があるみたいだった。
梁くんの日本へのツッコミどころがけっこうおもしろい。
まず、AV事情。
蒼井そらとか他のAV女優も色々と中国では有名らしい。
中国にはAV女優はイリーガルなのでいない。だからこっそり日本のを見るのだと。
「日本人はみんな見てるよ、13~15歳くらいからかな」
「マジかよ…」
「最近は女性向けのもあるよ」と言うと、目を丸くして驚いていた。
日本に関する話題を次から次へと出してくる。
「日本は法律や憲法で首都が東京だと定めていないから、本当は首都はないんだろ?これはすごく面白い」
「別にどっかに書いておく必要はないよ」
「いや、それでもこれはおもしろいことだよ」
「日本の『法政大学』って法を学ぶわけじゃないんだろ?なんでなんだ??」とか。
「前に日本に行ったとき女子高生に道を聞いたんだけど、すごくシャイで英語はあまりしゃべれないけどボディランゲージで丁寧に教えてくれたのがものすごくかわいかった!」とか。
「次は大阪に行きたいんだ」
「なんで?」
「ネットでフラッシュモブのプロポーズ動画を見たんだ!あれ大阪なんだろ!?」
「ああ、あの有名な動画か…大阪だけど、他の場所でもやってるんじゃないかな、てかフラッシュモブって海外で始まったやつじゃないの?」
「でもあの動画は大阪だろ?」
「まあそうだけど…」
「グーグルとかフェイスブックとか、なんで日本ではアルファベットなんだ??漢字を使えば中国語と同じなのに、なんで漢字を使わないんだよ」
ひらがな、カタカナ、漢字を説明する。
「グーグルとか、海外から入ってきたものはカタカナで、漢字はあまりない。逆に日本のものには漢字を使う場合が多いのかな」
梁くんが納得いかない様子でしばらく考え込んだ末に、「ヤフー!これは日本と同じ漢字だと思う!」と言って紙に書いたのが、『雅虎』。
「全然ちげーよ、Yahoo!だよ」
「なんでだよ!!」
グーグルとかフェイスブックとか、散々日本では漢字じゃないって言ってるのになんでヤフーを出してきたのか。しかも「これはあるだろう!」みたいなノリで出してきたのも謎だ。
「じゃあ『高達』は?ガンダム!」
「ガンダムはカタカナ」
「日本のものなのになんでカタカナなんだ~!」と混乱している。
「漢字はちょっと古臭いイメージがあって、カタカナのほうが親しみやすいんだよ」と言ったけど、なかなか伝わりにくいみたいだった。
たしかに、中国では漢字で表されないものはほとんどないのかもしれない。
少なくとも、旅をしている中では見たことがないと思う。
日本だったら『ソニー』に漢字はないし、そういう単語はいっぱいある。
しかも日本語ではひらがな、カタカナ、漢字で文字が表すニュアンスも違う。
『文化』は『Culture(カルチャー)』だけど漢字の『文化』とカタカナの『カルチャー』は違う気がする。
まずこれを英語で説明するのがすごく難しいし、香港人が理解するのはかなり難しいだろうな。
代わりに香港や中国語のことも教えてもらった。
ずっと気になっていた、「 鑫(金が3つ)」の意味を聞くと、繁栄という意味だった。
中国らしいな~。
香港は広東と同じで広東語(カントニーズ)を使う。
中国の普通話(マンダリン)とは大分違うらしく、名前の読み方すらも違うのだとか。
僕たちの名字が同じだから、兄弟なの?と聞かれ、結婚してるんだよと言うと、あーそっか!と。
香港では、結婚した女性は「夫の姓+自分の性+自分の名前」をフルネームにすることがあるらしい。それか改姓はしないか。
なんだかんだで夕方になった。
19時半過ぎにノリさんとスーパーに行って、ビールとピーナッツを買った。
ノリさんは乾物コーナーをじっくりと見て回り、ひまわりの種やらミックスナッツやらを買い込んでいる。
露店で5元の爆盛り漬物と肉入りパン、ラグマン、涼粉を買って、宿に戻る。
この旅の前半最後の夕飯だ。
全部シェアして、飲んで食って、最後はまた映画談義。
ノリさんとは映画の趣味が違うけど、話していておもしろい。
おすすめを教えあって、感想を言い合って、お互いメモして、気づけば今日も夜中になっていた。
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